韓国ウォンは0.2%安、金融危機時の09年以来となる1ドル＝1300ウォンに迫る米FRBの積極的な利上げに伴う米ドル高に押され、韓国ウォンは対ドルで金融危機時の2009年7月以来、約13年ぶりに1ドル＝1300ウォンに迫る勢いとなっている。22日の韓国ウォンは対ドルで0.20%安、1ドル＝1296.20ウォンと2020年3月の1296.75ウォンに近づいている。日本同様、韓国でも「悪いウォン安」が懸念されている。韓国中銀がインフレ率は5月時点の予想を上回る公算が大きいとの見解を示したことを受け、米FRBに追随して韓国中銀も近く大幅な利上げに踏み切るとの見方が強まっている。韓国中銀は昨年8月から計5回、政策金利を引き上げている。

通貨オプション　リスクリバーサル　ドル円　　0.69-1.08　　円コールオーバーユーロ円　　1.49-1.91　　円コールオーバーポンド円　　1.75-2.49　　円コールオーバー※リスクリバーサルとは同じ権利行使期日、取引金額、25％デルタのコールとプットを反対売買したときの差額をあらわしたもの。理論上はコールとプットの価格は一致するが、実際のマーケットでは通貨の需給に偏りがあるため、差額が生じる。

ユーロドル１．０５割り込んでの推移=東京為替　ユーロ売りの動きがやや優勢となっており、ユーロドルは１．０５を割り込んできている。昨日海外市場で１４４円を付けたユーロ円も１４２円台に。EURUSD 1.0493

来週の主な予定　日本消費者物価指数やパウエルFRB議長の議会証言、中国政策金利に独伊国債入札も、G7首脳会議20日（月）月例経済報告（6月）中国最優遇貸出金利（ローンプライムレート　1年・5年）EU外相理事会ジューンティーンス振替休日のため米国市場は休場21日（火）日本5年債入札ロウ豪中銀総裁、講演豪中銀議事録クリーブランド連銀総裁、講演リッチモンド連銀総裁、講演核兵器禁止条約第1回締約国会議（23日まで）米中間選挙予備選（バージニア州、ワシントンDC）、予備選決選投票（アラバマ州、アーカンソー州、ジョージア州）22日（水）参院選公示（投開票7月10日）日銀議事録（4月27日-28日開催分）英消費者物価指数・生産者物価指数（5月）ドイツ15年債入札米2年物変動利付債・20年債入札シカゴ連銀総裁、講演フィラデルフィア連銀総裁、講演リッチモンド連銀総裁、講演パウエルFRB議長、上院銀行委員会で半期に1度の議会証言23日（木）雨宮日銀副総裁、挨拶フィリピン中銀政策金利インドネシア中銀政策金利ノルウェー中銀政策金利トルコ中銀政策金利メキシコ中銀政策金利ドイツ製造業PMI速報値（6月）ユーロ圏製造業PMI（6月）米国製造業PMI速報値（6月）米インフレ指数連動5年債入札ECB経済報告EU首脳会議（24日まで）BRICS首脳会議FRBストレステスト結果公表パウエルFRB議長、下院金融委員会で半期に1度の議会証言24日（金）ロウ豪中銀総裁、講演日本消費者物価指数（5月）岸田首相、鈴木財務相、雨宮日銀副総裁、全国信用金庫大会で挨拶ドイツIFO企業景況感指数（6月）イタリア2年債入札サンフランシスコ連銀総裁、講演26日（日）G7首脳会議（28日まで）※予定は変更することがあります

10:15　中国最優遇貸出金利（ローンプライムレート　1年・5年）16:00　ミュラー・エストニア中銀総裁、イベント講演16:30　ビスコ伊中銀総裁、イベント講演17:00　ハスケル英中銀委員、イベント開会挨拶17:15　センテノ・ポルトガル中銀総裁、講演20:00　マン英中銀委員、金融政策について講演21:45　カザークス・ラトビア中銀総裁、講演22:00　ラガルドECB総裁、欧州議会経済通貨委員会出席23:00　センテノ・ポルトガル中銀総裁、会議出席21日:00　ラガルドECB総裁、欧州議会経済通貨委員会出席1:45　ブラード・セントルイス連銀総裁、インフレおよび金利に関する討論会参加（質疑応答あり）4:30　レーンECBチーフエコノミスト、イベント講演月例経済報告（6月）EU外相理事会ジューンティーンス振替休日のため米国市場は休場※予定は変更することがあります

※経済指標【カナダ】鉱工業製品価格（5月）21:30結果　1.7%予想　N/A　前回　0.8%（前月比)原材料価格指数結果　2.5%予想　N/A　前回　-2.0%（前月比)【米国】鉱工業生産指数（5月）22:15結果　0.2%予想　0.3%　前回　1.4%（1.1%から修正）設備稼働率結果　79.0%予想　79.3%　前回　78.9%（79.0%から修正）景気先行指数（5月）23:00結果　-0.4%予想　-0.4%　前回　-0.4%（-0.3%から修正）（前月比)※発言・ニュースジョージ・カンザスシティー連銀総裁（０．７５％ポイント利上げに反対した理由）・イールドカーブや銀行融資に影響を与える。・大幅な突然の変化は不安が伴う。・インフレ低下に対する強いコミットメントは共有。・０．７５％ポイントの利上げは政策の不確実性を高める。・バランスシート縮小の際の利上げスピードは重要。カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁・７月に０．７５％ポイントの利上げ支持する可能性。・７月以降は物価抑制まで０．５０ポイントでの利上げも。