東京午前のドル円は朝方に１４０円２６銭までと海外市場の高値を更新する展開を見せた。その後はいったん１４０円割れを付けるなど調整の動きも、１４０円台を回復しており、ドル買い円売りの流れが優勢に。　ユーロドルは落ち着いた動きで０．９９６０前後での推移、海外市場でドル高が強まった際に、０．９９３０割れから０．９９１１前後まで急落し、すぐに戻すなどの動きが見られた後、０．９９５０前後を回復。東京市場では０．９９５０前後での推移が続く展開に。　海外市場ではユーロドルでのユーロ売りの動きが勝り、一時１３９円を割り込んだユーロ円、その後ドル円の上昇に合わせて１３９円台半ばまで上昇。東京市場ではドル円が海外市場の高値を超えて上昇したことマオリ１３９円５０銭台での推移。もっとも、昨日の海外市場でユーロドルが大きく売られた分、昨日東京午前につけた１４０円までは遠い。　豪ドルドル、ポンドドルなども目立った動きを見せておらず、今晩の米雇用統計待ち、そうした中、２４年ぶりの高値圏にいるドル円がやや不安定という印象に。MINKABU PRESS 山岡和雅

　今晩21時半に米雇用統計が発表されます。　先週のジャクソンホール会議でのパウエル米FRB議長の積極的な引き締め姿勢維持を受けて、今月の米連邦公開市場委員会で0.75％利上げの期待が強まっています。とはいえ、0.5％の利上げ見通しと拮抗していた状況から7対3になった程度。明日の雇用統計、来週の米消費者物価指数の結果次第の面がかなり大きいと思われ、今回の雇用統計への注目度が高まっています。　まずは前回の結果を確認しましょう。前回7月分は非農業部門雇用者数(NFP)が市場予想の前月比+25.0万人をはるかに超える+52.8万人となりました。前々回6月分の数字が前月比+37.2万人から+39.8万人に上方修正された上で、そこからの比較での力強い伸びということで、相当に強いという印象です。失業率は3月分から6月分まで3.6％での横ばいが続いていましたが、前回は3.5％に低下。パンデミック前の2020年2月の水準と並びました。平均時給も前月比+0.5％、前年比+5.2％とともに予想に反して6月分から上昇と、軒並みの好結果を見せています。米国はGDPが第1四半期、第2四半期と2期連続でのマイナス成長となり、テクニカルリセッション入りしたことで先行きの警戒感が広がっていましたが、前回の雇用統計の好結果を受けて、警戒感が後退。今のドル全面高に至る流れにつながっています。　続いて前回の非農業部門雇用者数の内訳を確認してみましょう。まず目立っているのが教育・医療福祉部門の前月比+12.2万人です。特に医療・社会扶助部門は+9.66万人も伸びています。日本でも人手不足の介護部門を含む同分野は、米国でも雇用が伸びやすい部門ではありますが、相当に力強い伸びという印象です。続いて目立つのが、このところの大幅増を支える部門の一つであるレジャー＆ホスピタリティ部門の+9.6万人。中でも飲食部門は7.41万...

通貨オプション　リスクリバーサル　ドル円　　0.21-0.04　　円プットオーバーユーロ円　　1.14-1.60　　円コールオーバーポンド円　　1.32-1.81　　円コールオーバー※リスクリバーサルとは同じ権利行使期日、取引金額、25％デルタのコールとプットを反対売買したときの差額をあらわしたもの。理論上はコールとプットの価格は一致するが、実際のマーケットでは通貨の需給に偏りがあるため、差額が生じる。

16:00　スペイン消費者物価指数（8月）18:00　イタリア5年債・10年債入札20:15　バスレ・スロベニア中銀総裁、経済見通しに関する討論会参加21:00　ハンガリー中銀政策金利 バーキン・リッチモンド連銀総裁、経済見通しに関する討論会参加23:00　米求人件数（7月）31日0:00　ウィリアムズNY連銀総裁、WSJインタビュー「経済見通しと中銀がインフレ対処のために取った措置」について発言1:00　オーストリア中銀総裁、ギリシャ中銀総裁、ベルギー中銀総裁、エストニア中銀総裁、スウェーデン中銀総　イベント出席EU外相会合（31日まで）米主要企業決算ベストバイ※予定は変更することがあります

【日本】雇用統計（7月）08:30予想　2.6%　前回　2.6%（完全失業率)予想　1.27倍　前回　1.27倍（有効求人倍率)【スイス】KOFスイス先行指数（8月）16:00予想　88.6　前回　90.1（KOFスイス先行指数)【ユーロ圏】ユーロ圏景況感（8月）18:00予想　98.1　前回　99.0 （景況感)ユーロ圏消費者信頼感指数（確報値）（8月）18:00予想　N/A　前回　-24.9（ユーロ圏消費者信頼感)ドイツ消費者物価指数（速報）（8月）21:00　予想　0.3%　前回　0.9%（前月比)　予想　7.8%　前回　7.5%（前年比)ドイツ調和消費者物価指数（速報）（8月）21:00予想　0.4%　前回　0.8%（前月比)　予想　8.8%　前回　8.5%（前年比)【米国】住宅価格指数（6月）22:00予想　0.8%　前回　1.4%（前月比)住宅価格指数（2022年 第2四半期）予想　N/A　前回　4.6%（前期比)S＆Pケースシラー住宅価格（20都市）（6月）22:00予想　19.4%　前回　20.5%（前年比)コンファレンスボード消費者信頼感指数（8月）23:00予想　97.6　前回　95.7（コンファレンスボード消費者信頼感指数)※予定は変更することがあります

　きょうの為替市場、ＮＹ時間にかけてドル買いが一服する中、ドル円は１３８円台半ばに一時伸び悩んだ。しかし、一時１３９円ちょうど付近まで上昇するなど、再び１４０円を目指しそうな気配が出ている。目先は７月高値１３９．４０円を試に行くか注目される。　パウエルＦＲＢ議長が先週のジャクソンホールでの講演で、「インフレ対策として金利をさらに上昇させる必要がある」と述べたことを受けてドルが上昇。ＦＲＢは、利上げが自国経済に大きなリスクとなっている他の中央銀行とは一線を画している雰囲気もある。　パウエル議長の講演がドルを上昇させ、ドル強気派は更なる上昇を視野に入れている。これは明らかにタカ派なＦＲＢと、タカ派ではあるが懸念を募らせているＥＣＢなど他の中央銀行との間のかい離を背景にした動きだとの指摘も聞かれる。　ユーロドルはＮＹ時間にかけて買い戻しが膨らみ、パリティ（１．００ドル）を一時回復。ただ、パリティを回復すると戻り待ちの売り圧力も強まるようで、再び０．９９ドル台に値を落とす動きも見られている。　市場からは、ＥＣＢの積極利上げ観測でユーロの下値は限定的になるとの観測も出ている。市場は、来週木曜日のＥＣＢ理事会を前にユーロの下値を試すことに慎重になっているとしている。一部のＥＣＢ理事が来週９月８日の理事会で０．７５％ポイントの利上げ議論を要請しているとの報道が流れていた。　シュナーベルＥＣＢ専務理事も週末に、「経済成長がリスクに直面しているにもかかわらず、中央銀行は高騰するインフレと闘うために決意を持って行動する必要がある」と述べていた。そのため、市場はＥＣＢ理事会を前にユーロの下値を試すのに慎重になっている傾向があるという。　ポンドはＮＹ時間にかけて買い戻しが膨らみ、１．１７ドル台に戻す展開。しかし、本日は一時１．１６ドル台半ばまで下落し、２０２０年３月以来の安値水準を更新した。　市場...

ドル円はやや頭の重い展開＝東京為替概況　前日の市場ではロンドン勢不在の欧州市場でドル円はいったん調整売りの流れに。138円台前半に値を落とした後、NY市場で138円80銭台まで戻して東京朝を迎えて。東京市場ではいったんドル買い円買いの動き。リスク回避の意識が強く、ドル円は138円台前半に。ユーロドルがNY市場で回復したパリティを割り込み0.9982を付ける動きに。　午後に入ってユーロドルは買い戻しが入り、パリティを回復。目立った方向性が無い中、午前の下げに対する調整の動き。　ドル円は頭の重い展開。午前の安値から昼前に138円60銭台まで回復も、その後138円40銭割れに。139円前後の売り注文をにらむ展開。下値しっかり感が強いものの、上値追いには慎重。MINKABU PRESS 山岡和雅

【本日の見通し】ドル買いの流れ継続か　先週末のジャクソンホール会議でのパウエル議長の利上げ継続に積極的な姿勢と、同会議での黒田日銀総裁の緩和維持以外の選択肢はないとの発言などからドル円はしっかり。昨日東京午後に139円を付けた後、英国勢が不在で取引参加者が少なかったこともあり、欧州市場では調整が強まり138円台前半に値を落としたが、ＮＹ市場では堅調な動きを取り戻し138円台後半推移に。　139円乗せから、先月の高値や、その上、心理的な節目でもある140円までは売り注文も予想されるところとなっているが、下値しっかり感が強いだけに、リスクはまだ上方向とみている。　木曜日の米ISM製造業景気指数、金曜日の米雇用統計といった重要指標を確認したいという意識が強まるようだと、いったん調整の動きも。139円前後の売りできょうも上値を抑えられるかどうかが注目材料に。　ドル全面高基調の中、東京午後に0.9910台まで値を落としたユーロドルは、ドル円以上に欧州市場での調整意識が強く1.0030手前までの買いが入った。その後の押し目も限定的で、東京朝は1ユーロ=1ドルのパリティ前後での推移となっている。　来週のＥＣＢ理事会での0.75%利上げ期待などがユーロの支えとなっているが、言及しているのがＥＣＢ内でかなりのタカ派となるオランダ中銀やオーストリア中銀の総裁だけに、他の要人からの発言などからの期待の後退によるユーロ売りには要注意。本日予定されているドイツの消費者物価指数動向などにも注目。MINKABU PRESS 山岡和雅

朝のドル円は１３８円７０銭台推移=東京為替　昨日東京午後に139円ちょうど前後を付けたドル円。その後調整が少し入ったが地合いは堅調でNY市場夕方からオセアニア市場にかけて138円台後半推移。9月のFOMCでの0.75%の利上げ期待などが支えに。USDJPY　138.72

東京市場　ピボット分析（主要国通貨）ピボット分析ドル円終値138.72　高値139.00　安値137.37140.99　ハイブレイク139.99　抵抗2139.36　抵抗1138.36　ピボット137.73　支持1136.73　支持2136.10　ローブレイクユーロドル終値0.9997　高値1.0029　安値0.99141.0161　ハイブレイク1.0095　抵抗21.0046　抵抗10.9980　ピボット0.9931　支持10.9865　支持20.9816　ローブレイクポンドドル終値1.1709　高値1.1783　安値1.16491.1912　ハイブレイク1.1848　抵抗21.1778　抵抗11.1714　ピボット1.1644　支持11.1580　支持21.1510　ローブレイクドルスイス終値0.9682　高値0.9708　安値0.96390.9783　ハイブレイク0.9745　抵抗20.9714　抵抗10.9676　ピボット0.9645　支持10.9607　支持20.9576　ローブレイク

東京市場　ピボット分析（新興国通貨）ピボット分析ランド円終値8.24　高値8.25　安値8.148.39　ハイブレイク8.32　抵抗28.28　抵抗18.21　ピボット8.17　支持18.10　支持28.06　ローブレイクシンガポールドル円終値99.40　高値99.51　安値98.57100.69　ハイブレイク100.10　抵抗299.75　抵抗199.16　ピボット98.81　支持198.22　支持297.87　ローブレイク香港ドル円高値7.65　安値7.56　終値7.6317.93　ハイブレイク17.82　抵抗217.75　抵抗117.64　ピボット17.57　支持117.46　支持217.39　ローブレイクトルコリラ円高値7.65　安値7.56　終値7.637.76　ハイブレイク7.70　抵抗27.67　抵抗17.61　ピボット7.58　支持17.52　支持27.49　ローブレイク

東京市場　ピボット分析（クロス円）ピボット分析ユーロ円終値138.69　高値138.97　安値137.03141.37　ハイブレイク140.17　抵抗2139.43　抵抗1138.23　ピボット137.49　支持1136.29　支持2135.55　ローブレイクポンド円終値162.42　高値162.65　安値161.39164.18　ハイブレイク163.41　抵抗2162.92　抵抗1162.15　ピボット161.66　支持1160.89　支持2160.40　ローブレイクスイス円終値143.34　高値143.43　安値142.40144.74　ハイブレイク144.09　抵抗2143.71　抵抗1143.06　ピボット142.68　支持1142.03　支持2141.65　ローブレイク豪ドル円終値95.74　高値95.93　安値94.6897.47　ハイブレイク96.70　抵抗296.22　抵抗195.45　ピボット94.97　支持194.20　支持293.72　ローブレイクNZドル円終値85.36　高値85.52　安値84.2987.05　ハイブレイク86.29　抵抗285.82　抵抗185.06　ピボット84.59　支持183.83　支持283.36　ローブレイクカナダドル円終値106.65　高値106.81　安値105.47108.49　ハイブレイク107.65　抵抗2107.15　抵抗1106.31　ピボット105.81　支持1104.97　支持2104.47　ローブレイク