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ポンドは東京市場の急落から買い戻し、ドル円は再び144台乗せ=ロンドン為替概況

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2022-11

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2022-11-19
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ポンドは東京市場の急落から買い戻し、ドル円は再び144台乗せ=ロンドン為替概況
ポンドは東京市場の急落から買い戻し、ドル円は再び144台乗せ=ロンドン為替概況

 ロンドン市場は、ポンドが買い戻されている。東京午前に1.08台から一気に1.0350近辺まで急落する場面があった。その後は1.05台に買い戻される動きがみられた。ロンドン朝方には1.06台を回復、その後も買い戻しの動きが続き1.0800近辺の戻り高値をつけた。しかし、先週末終値1.0859レベルまでは戻せず1.07台に再び沈んでいる。週明けも英債が売られ、利回りは上昇。買戻しで始まった欧州株は下げに転じている。一部報道によると、英保守党は英中銀の介入を期待しているという。今後もポンド相場をめぐる荒っぽい展開は続きそうだ。ポンドドル1週間ボラティリティーは30%近くに上昇している。ポンド円やユーロポンドでもポンドは買い戻されている。ユーロドルは0.96台半ばから0.9710近辺でのレンジ相場。足元では0.9650割れと上値を抑えられている。ドル円は144円台前半から一時143.50付近まで下落。しかし、ロンドン時間に入ると再び買われ、高値を144.30台に伸ばしてきている。黒田日銀総裁は、為替介入を適切と賛同していたが、市場ではその効果を疑問視する声も上がっている。ドル指数はポンドドルの買い戻しで上昇一服も、上昇の流れを維持している。週末のイタリア総選挙では、極右政党「イタリアの同胞」を中心に右派連合が議会を過半を占める勢い。EU政策との対立などの可能性が指摘されており、イタリア債が売られている。ユーロ相場の上値が抑えらえている一因となっているもよう。

 ドル円は144円台前半での取引。東京市場では143円台前半から144円台乗せへとじり高の値動きがみられた。午後には一時143.50付近まで反落も、ロンドン時間には再び堅調に推移している。足元では144.30台に高値を伸ばしている。黒田日銀総裁は、為替介入を適切と賛同していたが、市場ではその効果を疑問視する声も上がっている。一部報道によると22日の介入規模は3兆円との推計金額としていた。過去最大規模だったという。

 ユーロドルは0.96台前半での取引。東京市場ではポンドドル急落とともに0.9554近辺まで一時下落も、その後は0.96台半ばへと買い戻されえた。ロンドン朝方には0.9710レベルまで一段と上昇。しかし、買いは続かず0.9650割れ水準へと軟化している。ユーロ円も東京午前に139円台から一時137円台前半まで急落、その後139円付近に買い戻される経緯があった。ロンドン朝方に139.45近辺まで高値を伸ばした。ただ、その後は一時139円台割れと上値を抑えられている。ロンドン時間には対ポンドでのユーロ売りが優勢となっており、ユーロ相場の重石となっている。また、週末のイタリア総選挙では、極右政党「イタリアの同胞」を中心に右派連合が議会を過半を占める勢い。EU政策との対立などの可能性が指摘されており、イタリア債が売られている。ユーロ相場の上値が抑えらえている一因となっているもよう。

 ポンドドルは1.07台半ばでの取引。東京午前には1.08付近から一気に1.0350近辺まで急落、対ドルでの過去最安値を記録した。しかし、その後は買い戻されている。ロンドン序盤には1.0800近辺まで戻り高値を伸ばした。その後は1.07台で売買が交錯している。先週末終値1.0859レベルには戻しきれていない。ポンド円も買いもどされて、東京市場での148.86近辺の安値から、ロンドン序盤には155円台前半まで戻り高値を伸ばした。足元でも155円付近に高止まり。ポンド自体の買い戻しとともに、ドル円の堅調な動きが下支えに。ユーロポンドは東京午前に0.9260台まで急伸したあとは、売りの流れ。0.89台後半へと売り戻されている。一部報道によると、英保守党は英中銀の介入を期待しているという。 

minkabu PRESS編集部 松木秀明

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