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ユーロドルは今後数カ月、不安定な取引に直面との指摘も=NY為替

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2022-06

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2022-06-04
市場予測
ユーロドルは今後数カ月、不安定な取引に直面との指摘も=NY為替
 きょうのNY為替市場はこの日発表の米雇用統計が強い内容となったことでドル買いが強まっており、ユーロドルは戻り売りが優勢となっている。米雇用統計発表直後には一時1.07ドルちょうど付近まで下げる場面も見られた。

 しかし、いまのところ1.07ドル台はしっかりと維持されており、底堅さも見せている印象。ECBの利上げ期待が高まる中で、ユーロは以前ほどの脆弱さが見られておらず、21日線の上はしっかりと維持されている。

 一方、市場の一部からは、ユーロドルは今後数カ月間、金利と経済の不透明感から不安定な取引に直面し、5月中旬の安値1.0350ドル付近まで下落するリスクがあるとの指摘も出ている。ユーロはここ数週間、ECBの7月利上げの見通しとFRBの利上げ鈍化観測から大きく反発している。しかし、FRBにはまだやるべきことが数多くある一方、EUのロシアに対する石油禁輸措置が成長を損ない、ユーロにとっては逆風となる可能性があるという。

EUR/USD 1.0721 EUR/JPY 140.21 EUR/GBP 0.8569

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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