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ユーロドルは1.03ドル台まで一時下落 パリティの声が本格的に=NY為替

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13

2022-05

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2022-05-13
市場予測
ユーロドルは1.03ドル台まで一時下落 パリティの声が本格的に=NY為替
 きょうも市場はリスク回避の雰囲気を強める中で、為替市場はドル買いが優勢となっており、ユーロドルは下値を切り下げる展開が見られている。一時1.0385ドル付近まで下落する場面が見られ、2017年以来の安値水準を更新した。目先は2017年1月に付けた1.0340ドル付近が意識される。

 このところの下落で市場からは、パリティ(1.00ドル)の声が本格的に出始めている。米大手金融からは、ウクライナ危機の影響が欧州経済を圧迫する一方、米金利上昇がドルを押し上げ、ユーロドルは20年ぶりにパリティを試す可能性があるという。なお、向こう1年間のユーロドルの見通しを従来の1.08ドルから1.02ドルに下方修正している。

 ウクライナ危機はユーロ圏経済にとって不釣り合いほどのショックであり、それがユーロに対する脅威であることを、市場はようやく受け入れ始めていると指摘。また、スタグフレーションのショックがユーロに及ぼす悪影響を打ち消すためにECBができることは結局のところ、ほとんどないのが実情だという。

EUR/USD 1.0400 EUR/JPY 133.35 EUR/GBP 0.8508

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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