長期インフレ期待値が２．８％と予想下回る　ドル売りの反応＝ＮＹ為替速報

　日本時間２３時に発表になった７月調査分のミシガン大消費者信頼感指数速報値は５１．１と予想の５０．０を上回った。ただ、為替市場はドル売りの反応が強まっている。５－１０年先のインフレ期待値が２．８％と予想を下回り、３．０％を下回ったことに敏感に反応している模様。

　パウエルＦＲＢ議長がＦＯＭＣ後の会見で同数値に言及していたことから注目を集めていたが、前回は速報値から下方修正されたことで市場も敏感に反応していた。

　ドル円は１３８．５５円付近まで一時下落し、ユーロドルは１．００７５ドル付近まで上昇している。

ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値（7月）23:00
結果　51.1
予想　50.0　前回　50.0

5-10年先のインフレ期待値
結果　2.8%
予想　3.0%　前回　3.1%

USD/JPY　138.65　EUR/USD　1.0064　GBP/USD　1.1850

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美