アジア株 上海株は下落、株価下支え策くらいでは投資家戻ってこず 市場における「金融詐欺」と闘うと息巻く当局
東京時間14:09現在
香港ハンセン指数 15415.11(+61.13 +0.40%)
中国上海総合指数 2755.03(-15.87 -0.58%)
台湾加権指数 17908.87(+34.28 +0.19%)
韓国総合株価指数 2468.95(-9.66 -0.39%)
豪ASX200指数 7518.50(+3.56 +0.05%)
インドSENSEX30種 70726.44(+355.89 +0.51%)
アジア株はまちまち。
年初からの中国株暴落を受け、中国当局は大胆な株価下支え策を今週にも打ち出す方針だ。また、証券監督管理委員会は資本市場における「金融詐欺」と闘うと表明、投資家の取引行動の監視を強化すると発表した。
ただ、資金流出を食い止めようと必死になっても、実体経済が回復に向かわなければ投資家は中国市場に戻ってはこない。中国首相は今年も大規模な支援策は必要ないと述べており、今年も不動産市場の回復は見込めない。
香港株は大幅続伸して始まったが、上げ幅を縮小している。中国相場下支え策期待というよりもアリババの急騰が材料視されている。
アリババの会長と共同創業者のジャックマー氏が総額2億ドル相当の株式を購入したと報じられており、同社株は大幅高となっている。バイドゥやネットイース、美団、テンセントホールディングス、シャオミなど他のハイテク関連も連れ高。龍湖集団や華潤置地、領展房地産投資信託基金など不動産の一角は下落。当局の相場下支え策報道を受けきのう大幅上昇した香港取引所は1.5%安と反落。
上海株はマイナス圏に沈んでいる。ハイテクや医療品、素材関連が下落。不動産やエネルギー関連の一角は上昇している。
みんかぶ(FX)