NY時間のドル円は、引き続き米金利市場の動向をにらみながらの取り引きになるだろうが、底堅さは変わらないか。
先々週は米国から12月消費者物価指数(CPI)、先週は米連邦公開市場委員会(FOMC)や1月雇用統計をはじめ複数の雇用指標が発表されるなど、大きなイベントが相次いだ。一方、今週は本日発表される1月のISM非製造業景況指数以外は主だった経済指標の発表は少なく、ほかは米債の入札や米連邦準備理事会(FRB)要人の講演に注目が集まることになるだろう。経済指標の発表が少ないことを考えると、ドル円は先週末からのドル買いの流れが継続されやすくなりそうだ。
12月のISM非製造業景況指数は50.6まで低下し、昨年5月以来の低い水準となった。本日発表される同指数は52.0まで改善するとの予想になっているが、市場予想を上振れた場合は米金利高・ドル買いに素直に反応し、ドル円は年初来高値を狙いに行くことも想定できる。
・想定レンジ上限
ドル円は、日通し高値で年初来高値でもある148.82円、その上は昨年11月22日高値149.75円。
・想定レンジ下限
ドル円は、先週末の雇用統計発表前の高値147.80円。その下は日足一目均衡表・転換線 147.24円。
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